2025.12.09
プレスリリース
論文掲載のお知らせ:PPRプラットフォーム技術を利用したC-to-U RNA編集技術の確立
当社は、九州大学との共同研究においてPPRタンパク質を用いたRECODE(RNA Editor for C-to-U with an Optimized DYW Enzyme)技術を開発し、その成果が2025年11月9日(日本時間)に米科学誌「Nucleic Acids Research」に掲載されましたので、お知らせします。
RECODE技術を用いることにより、標的となるRNAの配列に特異的に結合する”PPRタンパク質”と、結合した場所のシチジン(C)をウリジン(U)に変換する”DYWドメイン”を一つのタンパク質として設計することができ、これにより動物細胞やマウスにおいて従来の技術よりも正確に塩基の書き換えを行うことができます。
現在、当社ではPPRタンパク質を用いた様々なRNA改変技術を開発しており、RECODE技術によりRNAの一塩基を変換する新しいプラットフォーム技術が一層進展しました。今後は、このRECODE技術を創薬標的へ適用し、多様な疾患への応用可能性を持つ革新的な創薬プラットフォーム技術の実現を目指します。
論文は以下よりご確認ください。
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