
DESIGNABLE
PPR proteins can be engineered to bind RNA in a sequence-specific manner.
PPRモチーフが持つアミノ酸残基とRNA塩基との明確な対応関係の発見に基づき、特定のRNA配列を認識するPPRタンパク質を合理的に設計することが可能となりました。
複数のPPRモチーフを連結することで、目的のRNA配列に選択的に結合するタンパク質を作成できます。
PPRタンパク質とRNAの結晶構造
PPRタンパク質のRNA認識メカニズム

PCT/JP2012/077274 PMID:23472078
PPRタンパク質は、35個のアミノ酸残基からなるPPRモチーフと呼ばれる構造単位が連続して並んでいます。1つのモチーフはRNAの1塩基を認識・結合し、モチーフ内の3つのアミノ酸残基の組み合わせによって結合する塩基が決定されます。
PPRモチーフをRNA配列に合わせて並べることで、配列特異的にRNAに結合するPPRタンパク質を設計できます。
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VERSATILE
Effector domain allows versatile RNA control
PPRタンパク質に融合させるエフェクタードメインを変更することで、RNAに対するさまざまな機能制御を実現できます。 さらに、細胞内局在化シグナルを付加することで、RNAへの標的・結合作用を細胞質、核、ミトコンドリアなどに誘導できます。

さまざまな作用機序(MOA)と標的可能なRNA関連疾患

PPR Editor:独自のRNA編集技術
当社独自のDYW酵素ドメインを融合したPPR Editorは、PPRタンパク質が認識するRNA配列から正確に4塩基下流でC→U塩基編集を行います。従来のgRNAやオリゴを用いたRNA編集とは異なり、PPR Editorは単一のタンパク質分子で標的RNAの認識と塩基編集を実現します。 さまざまなRNA配列をターゲットにでき、in vivo試験では高い編集効率と低いオフターゲット率を両立することが確認されています。
PPR Editorの概要

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DELIVERABLE
AAVに搭載可能なサイズ(4kb以下)を満たしています
PPRタンパク質発現遺伝子のサイズ
PPRプラットフォーム技術では、RNA結合と機能制御を兼ね備えた単一鎖タンパク質を作成することができます。
遺伝子として送達する際、PPRタンパク質の発現遺伝子はAAV(アデノ随伴ウイルス)ベクターの搭載サイズ制限を満たす4kb未満に収まり、他のDDS(ドラッグデリバリーシステム)にも適用可能です。


